鍬溪温泉とはイメージ画像 鍬溪温泉とはイメージ画像

くわたに温泉について


鍬溪温泉(塩の井)は、鉄分を多く含む冷鉱泉で、鍬溪神社のご神託により天正10年(1582年)に湧き出し、疫病に苦しむ人々を癒したという言い伝えが残っています。
大正の初めには湯治場として温泉宿が軒を連ね、大勢の客で賑わっていました。
近年では、地元老人会の集会施設として利用するようになり、地域の住民のみならず温泉好きが集う憩いの場でありました。
400年以上の間、多くの方々に親しまれてきた「鍬溪温泉」を、ぜひご堪能下さい。


▲水が湧き出ている「塩の井」。400年以上前に湧き出たとされています。

くわたに温泉の由来

鍬溪温泉は、塩分を多く含む冷鉱泉で、湯が枯れること
なく滾々と湧き出すことから「塩の井」と呼ばれています。
 由緒によれば、天正9(一五八一)年にこの地域で疫病
が流行し、住民がことごとく疫病に侵されました。
 翌年、建久三年(鎌倉時代)から来住地区の守り神と
してまつられてきた鍬溪神社より、十二歳の十二人の男
の子たちに、「此の地に吾を遷し奉え、そうすれば、山麓
に潮が湧く」とのお告げがありました。さっそく、神社を
移す準備を始めると、山裾に冷泉が湧き出し、病気で苦
しんでいた人々が、ここで木浴するとたちまち疫病が治っ
たとのことです。
 御鎮座時に始まる「騎射祭」は、御神託を受けた十二人の
男の子たちにより、これ以後「歩射祭」として復活し、現
在も執り行われています。
 昔は湯治場として温泉宿が軒を連ね、大勢の客で絶えず
賑わっていました。大正二年(一九一三)に播州鉄道(現
JR加古川線)が開通すると温泉施設が整備され、名所と
なっていました。


お風呂


鍬溪温泉 きすみのの郷

鍬溪温泉 きすみのの郷

鍬溪温泉は昔から塩分を多く含む冷鉱泉と言われており、湯あたりが柔らかく、よく温まる温泉として親しまれてきました。敷地内の井戸からこんこんと湧き出す原水は塩分濃度が高く、鉄分も含むため空気に触れると赤っぽくなることがあります。男湯、女湯とも6名程度とこぢんまりした岩風呂風のお風呂で、小野アルプスの美しい自然を眺めながらゆったりとお湯を楽しむことができます。


運営方針


鍬溪温泉 きすみのの郷 運営方針

鍬溪温泉 きすみのの郷 運営方針

鍬溪温泉 きすみのの郷 運営方針

一つには、温泉施設を再建することで、古くから地域で大切にされてきた天然資源に新たな生命を吹き込み、
地域資源を再生し、後世に引き継ぐなど、歴史ある地域資源を再生します。
二つには、県立自然公園「鴨池」や「小野アルプス」へのアクセスの拠点であるJR小野町駅に近く、
秘湯とも言える恵まれた自然環境を活かし、近くにある「白雲谷温泉ゆぴか」との差別化を図りながら、
新たな観光交流施設として整備します。
三つには、高齢者の「生きがい就労」など、地域住民の参画と協働による運営体制を構築し、
加速する高齢社会の中で、地域の絆をより強くする地域コミュニティの活動拠点施設とします。